2024年11月1日 NHK Eテレ 20:00 放送「明日も晴れ!人生レシピ」近年増えているシェアハウス。若い世代からシニア世代の方達にも、人と人の繋がりを大切に暮らす住まいの形。中尾ミエさんのアパート(ohana)経営方法、建築家の篠原聡子さんの経歴とシェアハウスについて調べてみました。
「あしたも晴れ!人生レシピ」シェアハウスとは?
シェアハウスとは、一つの住居に複数人が共同で暮らす賃貸物件を指す和製英語。一般的にはキッチンやリビング、バスルームなどを共同で使用し、プライバシー空間として個室を利用する。
基本的にシェアハウスは、昔の寮とかマンション、普通の民家を使って運営されていて、家賃を抑えるにはとても良い選択肢だと思います。
入居者はそれぞれ自分のプライベートな部屋で過ごして、自分の好みに合わせた空間を作ったりできる。
共有スペースとして、リビングやキッチン、トイレ、風呂、洗濯機なんかはみんなで使うから、自然に他の入居者と話したり仲良くなったりするチャンスも多いし、友達も作りやすい。
こういう環境は特に若者や学生に人気があって、シェアハウスならではの共同生活の楽しさを味わえる。入居者人数によって共有スペースの広さが異なる。
このシェアハウスで「シニア世代と若者の共同生活が増えています。」
オーナーとして入居される事例もありそうです。
「あしたも晴れ!人生レシピ」中尾ミエのアパート経営
中尾ミエさんが自宅のとなりに建てたアパート「ohana」は60歳の時に建てたものです。
「ohana(オハナ)」はハワイ語で「家族」を意味します。
血縁でつながる生活共同体や運命共同体信頼しあえる親しい友人や仲間古代ハワイの生活単位や基盤となる概念だそうです。
「ohana(オハナ)」は、一般的な家族の形を表す言葉ではなく、古代ハワイの生活スタイルを示します。
一族が集まって同じ敷地内で暮らし、甥や姪は自分の子供のように、従兄弟は兄弟のように深い絆がありました。
これが番組で取り上げられた「シェアハウス」と似ています。
「アパート ohana」の部屋数は4つ。住人は17年間ほぼ入れ替わりはないそうです。
ただ、何かイベントがあるとみんなでお祝いをするなど、大家と住人の垣根を越え、定期的に交流をはかっている事がとても素敵です。
一番長くこのアパートに住む俳優の大橋さんは「母よりも長く会ってますね」と中尾との関係を語られていました。
このアパートは家賃も相場よりも安く、更にアパートの更新料なども中尾ミエさんの計らいで取りやめになったのだそうです。アパート経営も柔軟に楽しまれている様に思いました。
この中尾ミエさんの若者を応援する姿勢に、シェアハウスに大変似た所が有ると思います。
べったりな関係ではなく、1年間顔を合わせない時もあったそうで、この関係が「つかず離れずな感じが、長く続く秘訣だと感じました。」
今はシェアハウスとして人の繋がりを大切にした住居の人気が出て来ましたが、当時(17年前?)から「そんな中尾ミエさんのスタイル、新しいコミュニティーの作り方だったかも」と分析します。
中尾ミエさんは、ご結婚されてないです。但し、50年以上連れ添って生活してるパートナーがお見えです。「入籍はせず、事実婚状態です。」
アパートの住人とも仲が良いのですが、入籍してない旦那さんとも仲が良いんです。
「あしたも晴れ!人生レシピ」篠原聡子さんの経歴
【経歴】
篠原 聡子(しのはら さとこ)
1958年 9月 3日生誕(66歳)
千葉県東金市出身
専門分野 建築設計、住居計画
1977年
千葉県立東金高等学校卒業
1981年
日本女子大学家政学部住居学科卒業
1983年
日本女子大学大学院家政学研究科住居学専攻修了
1983年~1985年
香山アトリエに勤務
1986年
空間研究所設立
1997年
日本女子大学家政学部住居学科専任講師就任
2001年
日本女子大学家政学部住居学科助教授
2010年~
日本女子大学家政学部住居学科教授
2014年~2020年
野村不動産ホールディングス(株) 社外取締役
2015年~2019年
日本女子大学大学院家政学研究科委員長
人間生活学研究科委員長
2020年~
日本女子大学 学長
篠原聡子さんは「住居学科」を学び、研究して教授になられた方です。
建築家なんですけど、建物の外装より居心地の良い住居、空間内装デザインなどの専門家なのです。
住居学科では、建築学と異なり、生活文化の側面から住居を研究します。また、住居を取り巻く地域の文化や人間関係、都市の環境なども研究対象となります。
★著書 シェアハウス図鑑
シェアハウスの図鑑? 色々な考え方、思想の種類を思い巡らせる事が出来る篠原聡子さんの「シェアハウス図鑑」
眺めているだけでも楽しめる本です。
「あしたも晴れ!人生レシピ」シェアハウスまとめ
一人暮らしをしてると「おはよう」「ありがとう」「ただいま~!」「おやすみなさい」などなど会話をする機会がどんどん無くなります。
人間関係?挨拶は? 面倒くさいと、お考えの方も居ると思いますが、寂しいもんですよね。
シニア世代に限らず、若い世代も同様に多少は気にしてくれるお隣さん。
欲しいですよね。
近過ぎず、離れ過ぎず、程よい距離で人間関係を楽しみながら生活する空間。
そんな空間を作り、その空間に入居する。
その空間は?何て言うの?
「シェアハウス」とネーミングされ近年増えて来たんだと思いました。
余裕が有れば、単身になってしまったら、考えてみたいです。
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