2025年6月21日放送の「人生の楽園」では、佐賀県多久市のカフェ「Coffee Roast HONO(ほの)」が紹介されます。
店を開いたのは江口浩二さん(57歳)と妻の美千代さん(53歳)。
亡くなった娘・穂花さんとの「約束」を胸に、自家焙煎の珈琲と手作りケーキを提供しています。
番組では家族の絆とカフェ誕生までの心温まる物語が描かれます。
Coffee Roast HONOの場所は?
Coffee Roast HONOの場所を地図で確認

Coffee Roast HONOは、佐賀県多久市の静かな住宅街にあります。
最寄り駅はJR多久駅。そこから歩いてたったの3分という、アクセスがとても便利な場所です。
カフェの周りは落ち着いた雰囲気で、初めての人でも安心して訪れることができます。
Coffee Roast HONO基本情報
店 名:Coffee Roast HONO(コーヒーロースト ホノ)
住 所:佐賀県多久市北多久町大字小侍5866
営業時間:午前10時から午後6時まで
定 休 日 :火曜日と水曜日
駐 車 場 :あり
アクセス:JR多久駅南口より徒歩3分
お店は住宅街の中にあり、静かな場所でゆっくりとコーヒーやケーキを楽しめます。
地元の人たちだけでなく、遠くから来るお客さんも増えているそうです。
Coffee Roast HONOはどんな店?
Coffee Roastの名前「HONO」の由来は
「HONO」という名前は、江口ご夫婦の長女・穂花(ほのか)さんのお名前から付けられました。
穂花さんは、小さいころから「こうべを垂れる稲穂のように謙虚で、花のように誰からも好かれる子になってほしい」という願いを込めて名付けられたそうです。
お店の看板にも、穂花さんが好きだったオレンジ色のガーベラの花や、家族の愛犬「さくら」の肉球が描かれています。

これは、穂花さんの友人たちと一緒に考えたデザインです。
Coffee Roast HONO 珈琲とケーキ

Coffee Roast HONOの一番の自慢は、自家焙煎のコーヒーです。
オーナーの江口浩二さんが、厳選した10種類のコーヒー豆を毎日丁寧に焙煎しています。
その日のおすすめコーヒーが日替わりで楽しめるので、何度来ても新しい味に出会えます。

また、カフェには穂花さんの名前にちなんだ「さがほのか」という地元のイチゴを使ったケーキや、季節ごとの手作りスイーツも並びます。
ケーキは、江口さんが専門学校で学んだ本格的なレシピで作られていて、コーヒーとの相性も抜群です。
店内は、木のぬくもりを感じる落ち着いた雰囲気です。
カウンター席やテーブル席があり、おひとりさまでも家族連れでもゆっくりと過ごせます。
穂花さんの写真や、友人たちからのメッセージも飾られていて、温かい気持ちになれる空間です。
Coffee Roast HONO オーナー
オーナー 江口浩二さん どんな人?
江口浩二さんは、57歳。もともと車が大好きで、自動車販売会社に35年間勤めていました。仕事に一生懸命取り組みながら、家族との時間も大切にしてきた優しいお父さんです。奥さまの美千代さん(53歳)とは職場で出会い、結婚。長男の渓太さん、長女の穂花さんと4人家族で暮らしていました。
オーナー 江口浩二さん 美千代さん 娘さんとの別れ

穂花さんは、大学生のときに卵巣に腫瘍が見つかり、手術を受けました。
その後、社会人として福岡市のホテルに就職しましたが、1年後に悪性の卵巣がんと診断されました。
実家に戻って治療を続け、22年6月には「余命3か月」と宣告されます。
それでも家族と一緒に前向きに過ごし、最後の誕生日にはお父さんの手作りケーキを「おいしい」と一口食べてくれました。
穂花さんは24歳の夏、家族や友人に見守られながら旅立ちました。
オーナー 江口浩二さん 娘さんとの約束
娘さんが元気なころ、江口さんは「早期退職して、コーヒー屋さんをしたい」と話していました。
すると穂花さんは「コーヒーだけじゃだめやない?何か作って出さないかんかもね」と答えたそうです。
この会話が、江口さんの心にずっと残っていました。
娘さんが亡くなった後、「コーヒーだけじゃない何か…そうだ、娘が好きだったケーキを作れるようになろう」と決意。
会社を辞めて、佐賀市の調理製菓専門学校に通い始めました。
娘さんより年下の同級生たちと一緒に、菓子作りを一から学び、国家試験にも合格しました。

オーナー 江口浩二さん 美千代さんの店
卒業後、自宅のガレージを改装してカフェを作りました。
オープン日は、穂花さんの誕生日である12月14日を選びました。

お店には、穂花さんを知る友人や地域の人たちが集まり、みんなで笑顔になれる場所になっています。
奥さまの美千代さんも一緒にお店を切り盛りし、家族の思いがつまった温かいカフェです。
Coffee Roast HONO まとめ
娘の思い出をつなぐ、心のカフェ
Coffee Roast HONOは、大切な人との約束を大切にしたカフェです。
悲しい出来事をきっかけに、ただ涙するのではなく、「前に進もう」と決意した江口さんご夫婦の強さ。

その思いが、あたたかいコーヒーややさしい甘さのケーキに込められています。
ここに来ると、気持ちがやわらかくなり、心があたたかくなる——そんな場所です。
「人生の楽園」にぴったりの物語
「人生の楽園」で紹介されるのにふさわしい、素敵なご夫婦とカフェの物語。
佐賀県多久市にあるCoffee Roast HONOは、これからも多くの人の心を癒してくれる場所になるでしょう。
もし佐賀を訪れる機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください。
きっと、あなたの心にもあたたかい風が吹くはずです。
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