沖縄・宮古島のツンフグ牧場は、整体師そしてトライアスリートだった石川智紀(56歳)さん・敦子さん(46歳)さん夫婦が「島に牛乳を届けたい」という夢を叶えるために始めた小さな酪農牧場です。

ヤギやジャージー牛、鶏と共に暮らしながら、学校給食用牛乳の島内調達を目指しています。名物のヤギミルクソフトクリームや牧場プリンも大人気。
夫婦の挑戦と島の自然、動物たちとのあたたかな日々を紹介します。
ツンフグ牧場の場所は?
ツンフグ牧場の場所を地図で確認
ツンフグ牧場のある沖縄県宮古島は美しいビーチと透明度の高い海が魅力の観光地で、シュノーケリングやダイビングが楽しめます。

豊かな自然と温暖な気候が特徴で、リラックスしたい旅行者に最適な場所です。
ツンフグ牧場の基本情報
住 所:沖縄県宮古島市下地川満800-28
電話番号:090-5443-4936
営 業日 :土・日・祝日のみ営業(荒天休業あり)
営業時間:12:30~16:00
定 休 日 :木曜日
駐 車 場 :あり(敷地内に3台分)
アクセス:宮古島空港より車で約10分
公式 Instagramは こちら です。
地図で見ると、牧場は宮古島の南部、自然豊かなエリアに位置しています。
周囲はのどかな農道で、牧場の入り口にはヤギや鶏がのんびりと過ごしている様子が見られます。
ツンフグ牧場はどんな店?
動物とふれあえる癒しの牧場
ツンフグ牧場は、ヤギ約20頭、ジャージー牛5頭、鶏7羽を飼育する本格的な酪農牧場です。
動物たちは広々とした敷地でのびのびと過ごしており、来場者をあたたかく迎えてくれます。

島唯一の牛乳生産を目指して
2018年、宮古島で唯一の酪農牧場が廃業し、島産の牛乳が消えてしまいました。
石川夫妻は「島の牛乳を復活させたい」という強い想いから、クラウドファンディングで支援を集め、殺菌処理などの設備を導入。
現在は島内で唯一、学校給食用牛乳の地産地消を目指して日々努力しています。
ヤギミルクソフトが名物!
ツンフグ牧場で一番人気なのは「ヤギミルクソフトクリーム」です。
全国的にも珍しい、ヤギのミルクから作られたソフトクリームなんですよ。

ヤギミルクって少しクセがあると思われがちですが、ここのソフトはとっても食べやすくて、濃厚なのに後味はすっきり。しかも、添加物を使っていないので体にもやさしいです。
宮古島マンゴー入りパフェ
ワッフルコーンやカップタイプ
プリン&ソフトのセット
など、メニューも豊富です。牧場のテラス席で自然を感じながら味わえます。
牧場プリンやスイーツも豊富

ヤギミルクやジャージー牛乳、鶏の卵を使ったプリンや、コーヒーフロート、パフェ、アフォガードなどのスイーツも人気。どれも牧場で採れた新鮮な素材を活かした手作りです。
ツンフグ牧場オーナー夫妻はどんな人?
ツンフグ牧場を営む石川智紀さんと敦子さんご夫婦は、ただ牧場を始めただけではありません。
お二人のこれまでの人生が、まさに「人生の楽園」という番組にぴったりな、素晴らしい物語なんです!
石川智紀・敦子夫妻は元「整体師の夫婦」だった!
ご主人の石川智紀さんは、以前、神奈川県で大工さんをしていました。「やるからには一番を目指したい!」という熱い気持ちを持っていた智紀さんは、整体師の敦子さんと結婚した後、一緒に整体院を開業しました。


都会で整体師として活躍していたお二人には、「田舎で野菜を作ったりして、自分で生きる力を持った自給自足の生活がしたい」という大きな夢がありました。この夢が、お二人を宮古島へと導くことになります。
石川智紀・敦子夫妻は宮古島で活躍した「トライアスリート」だった!
宮古島に移住した後、お二人は農業研修を受けながら、自給自足の夢に向かって頑張っていました。
そんな中、ご夫婦が夢中になったのが、宮古島で毎年開催される
「トライアスロン宮古島大会」!

水泳3km、バイク155km、ラン42.195kmという、全長200kmを超える国内でも有数のロング・ディスタンスの過酷なレースに、お二人はなんと9年間も挑戦し続けました。
そして、夫婦そろって島で一番の成績を収めるほどのトライアスリートになったんです!ご主人の智紀さんは、2013年には宮古島勢で初めて1位になるという、素晴らしい成績を残しています。
自分たちの限界に挑戦し続けるトライアスロンを通して、心も体も鍛えられたお二人。この経験が、今の酪農にも活かされているのかもしれませんね。
石川智紀・敦子夫妻はドキュメンタリー映画にも出演!

お二人のトライアスロンへの情熱は、2014年に開催された第30回トライアスロン宮古島大会を追ったドキュメンタリー映画にも出演するほどでした。これは、お二人の挑戦が、いかに多くの人に感動を与えていたかの証拠ですね。

しかし、トライアスロンで素晴らしい成績を収める一方で、お二人は「島に来た目的を見失っていた」と感じ、再び自給自足の夢に向かって動き出すことを決意します。
今度は酪農を学ぼうと、岩手県の牧場で研修を受けていたとき、宮古島から「島で唯一の酪農牧場が廃業し、牛乳の生産がなくなる」という悲しいニュースが届きました。
このニュースを聞いて、「島の牛乳を復活させたい!」という強い使命感に燃え、宮古島に戻り、ツンフグ牧場を開業することになるのです。
ツンフグ牧場 まとめ
ツンフグ牧場は、石川智紀さんと敦子さんご夫婦の人生をかけた夢と、宮古島の人たちへの深い愛情が詰まった、本当に素晴らしい場所です。
夫婦の絆が育んだ「ツンフグ牧場」の奇跡!
かつて整体師の夫婦として活躍し、トライアスロンで限界に挑んできた石川智紀さんと敦子さん。
都会での生活から一転、宮古島での自給自足を目指し、そして「島の牛乳を復活させる」という大きな目標に向かって、二人三脚で歩んできました。

牧場開業当初は、まずヤギを飼うことからスタートし、その後、待望のジャージー牛を迎えました。
牛乳を売るためには、高価な機械が必要でしたが、クラウドファンディングを始めたところ、瞬く間に多くの人からの支援が集まったそうです。
これは、お二人の情熱と、宮古島の人たちの「島の牛乳を復活させたい」という強い願いが一つになった瞬間ですね。
ツンフグ牧場は、2025年6月20日でなんと5周年を迎えるそうです!これもひとえに、ご夫婦の努力と、支えてくださる周りの方々のおかげですね。
宮古島の未来を照らす「ツンフグ牧場」の挑戦!
「ツンフグ牧場」の牛乳は、宮古島でとれる青草と綺麗なお水で育った、健康な牛さんたちから少しずつお裾分けしてもらった、まさに「島の恵み」そのものです。
牛乳は、宮古島では貴重な存在であり、島の子どもたちに、島の恵みをたくさん食べて育った自然に近い牛乳を飲んでほしいというツンフグ牧場さんの願いは、これからも変わることはありません。
忙しい毎日の中でも、新たな命が誕生する感動的な瞬間が訪れるツンフグ牧場。ご夫婦の諦めない姿勢と、動物たちへの愛情、そして宮古島の人たちとの「約束」が、島の未来を明るく照らしています。
宮古島を訪れたら、ツンフグ牧場へ!
いかがでしたでしょうか?「人生の楽園」で紹介されるツンフグ牧場の物語は、きっと皆さんの心にも温かい感動を与えてくれるはずです。
宮古島を訪れる際には、ぜひツンフグ牧場に足を運んで、美味しいヤギミルクソフトやプリンを味わい、石川智紀さんと敦子さんご夫婦の情熱を感じてみてください。
そして、ツフグ牧場が目指す「宮古島に学校給食用牛乳を供給する」という夢を、一緒に応援していきましょう!
コメント