神龍味噌は廃業寸前で門田英章・茜夫妻が味噌蔵を継承、販売店の場所や購入方法は?

人生の楽園

2025年2月8日(土) 18:00~テレビ朝日「人生の楽園」では、廃業寸前だった広島県神石郡神石高原町の「神龍味噌」の継承秘話が紹介されます。

後継者の門田英章・茜夫妻が移住先で伝統の木桶を使い、地域の味を受け継いだ3代目夫婦の奮闘ぶりが放送されます。

この記事では、神龍味噌の販売店や購入方法、そしてその深い歴史と製法についてご紹介します。

神龍味噌の継承の秘話

廃業決意
広島県神石郡神石高原町で1948年から続く「神龍味噌」は、昔ながらの木桶を使い、自然熟成で味噌を仕込む広島県で唯一の味噌蔵でした。

二代目の中平道正さんは、長年夫婦二人で味噌蔵を続けていましたが、奥様の他界や自身の高齢を理由に廃業を決意します。

後継者不足は、現代の日本が抱える大きな課題です。

神龍味噌も例外ではなく、中平さんは後継者を探し続けましたが見つからず、蔵の取り壊し費用の見積もりまで取っていたといいます。

廃業回避、継承の秘話
そんな中、町で唯一の味噌蔵の灯を消すまいと、諦めず動き続ける人たちがいました。

その一人、地元スーパー「エブリイ」の商品部長(当時)の永谷真次さんは、中平さんから「そういえばアルバイトをしたことのある門田くんならできるかもな」という言葉を聞き、門田さんに電話をかけます。

門田英章さんは、数年前に神龍味噌でアルバイトをしたことがあり、中平さんのことを知っていました。

永谷さんの熱意に打たれ、門田さんは「じゃあ、僕がするわ」と答えます。

食品スーパー「エブリイ」
門田さんの妻、茜さんも、当初は戸惑いを隠せませんでした。

しかし、広島県に唯一残る製法で味噌をつくっていた蔵の伝統を絶やしてはいけないという思いから、夫の決意を支えることを決めます。

こうして、門田さん夫婦は、廃業寸前だった神龍味噌を継承することになったのです。

この継承には、地元の食品スーパー「エブリイ」のサポートも大きく貢献しています。

エブリイは、企業版ふるさと納税を通して町に寄附し、神龍味噌の承継をサポートしました。

神龍味噌の伝統製法

引用させて頂きました

神龍味噌は、昔ながらの伝統製法にこだわり、味噌を手作りしています。

「蓋糀法、木桶仕込み、天然熟成」で作られる味噌蔵は、全国でも1%以下という希少なものです。

蓋糀法(ふたこうじほう)

引用させて頂きました

蒸したお米に糀菌を繁殖させて作る米糀は、味噌の風味を大きく左右するものです。

神龍味噌では、機械に頼らず、杜氏が手作業で米糀を作っています。

室温40℃・湿度80℃の蒸し暑い室内での作業は大変ですが、杜氏は赤ちゃんを育てる思いで、心を込めて作業を行っています。

木桶仕込み(きおけじこみ)

味噌を発酵・熟成させるのに木桶を使用しています。

神龍味噌にある木桶は、古いもので150年以上の歴史があります。

木桶には、その蔵元特有の微生物が住み着き、独特の生態系を作ります。

百年を超える歴史の積み重ねが、木桶仕込みにしか出せない味の理由なのです。

天然熟成(てんねんじゅくせい)

天然熟成は、加温しないで味噌を熟成させる方法です。

神龍味噌では、添加物、化学調味料は一切使用していません。

神石高原町の気候の中で自然に熟成されるのを待つため、時間がかかります。

手間ひまをかけた神龍味噌は、時間と風土が育て上げる『一期一会の味噌』なのです。

神龍味噌「門田英章さん・茜さん夫妻」

引用させて頂きました

門田英章さん(46歳)茜さん(30歳)馴れ初め
広島県福山市で育った英章さんと、三重県出身の茜さん。

神石高原町で働いていた二人は、知り合いを通じて出会い、2016年に結婚しました。

長男の誕生を機に家族で神石高原町に移住し、英章さんはコンニャク農家で働き、茜さんはそれを加工して販売していました。

引用させて頂きました

長男の空穏(ひなた)君
門田夫妻には、長男の空穏(ひなた)君がいます。

自然豊かな神石高原町で、すくすくと育っています。

自宅のこだわり
門田さん夫婦は、神石高原町の定住支援の「住宅取得」「住宅リフォーム」「薪ストーブ設置」の3つの助成制度を活用し、古民家を購入、リノベーションしました。

自然素材をふんだんに使った温かみのある家で、家族仲良く暮らされています。

神龍味噌の販売店や購入方法

スーパー「エブリイ」
神龍味噌は、地元スーパー「エブリイ」で販売されています。

エブリイは、神龍味噌の復活を支援し、積極的に販売しています。
販売店舗は、下記の通りです。

【販売店舗】※福山エリア13店舗
川口店・蔵王店・本庄店・御幸店・尾道新浜店・緑町店・松永店・新市店・向島店・伊勢丘店・瀬戸店・駅家店・府中店

詳しくは、こちら

182 STATION(道の駅 さんわ182STATION)
道の駅「182 STATION」でも、神龍味噌を購入することができます。

地元の特産品が集まる182 STATIONは、観光客にも人気です。

詳しくは、こちら

つながる想いのリレー
神龍味噌は、オンラインショップでも購入できます。

ただし、7月〜12月までは熟成期間のため販売休止しています。

詳しくは、こちら

神龍味噌H/P
神龍味噌の公式ホームページでは、商品の情報や歴史、製法などが詳しく紹介されています。ぜひ一度ご覧ください。
公式ホームページ商品リストは、こちら

神龍味噌 まとめ

引用させて頂きました

神龍味噌は、門田英章さんと茜さん夫妻の手によって復活し、地域の味を守り続けています。

昔ながらの製法で作られる神龍味噌は、地元の人々にとって「故郷の味」として愛されています。

廃業寸前からの復活劇と、地元の応援があってこそ実現した神龍味噌の未来は、これからも多くの人々に喜ばれることでしょう。

神龍味噌の購入は、「食品スーパー エブリイ」や道の駅「さんわ182ステーション」、そして公式ホームページのオンラインショップで可能です。

ぜひ一度、神龍味噌の深い味わいを楽しんでみてください。

神龍味噌
広島県神石郡神石高原町油木甲3282番地1
TEL:0847-82-0637 MAP

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