2025年5月29日放送の「カンブリア宮殿」では、調理ロボットで注目を集めるスタートアップ企業「テックマジック(TechMagic)」が特集されました。
炒め物専用の「I-Robo」やパスタロボット「P-Robo」を開発し、大手飲食チェーンでも導入が進むテックマジック。

この記事では、社長・白木裕士さんの人物像や会社概要、導入事例をわかりやすくご紹介します。
テックマジック(TechMagic)はどんな会社?
自動調理器製造のプロフェッショナル企業
テックマジック(英語表記:TechMagic)は、調理ロボットの開発・製造を手がけるスタートアップ企業です。
設立は2018年と比較的新しい会社ながら、業界内外から注目を集めています。
特に人手不足に悩む外食産業や大規模調理現場でのニーズが高まっており、テックマジックの製品は「人とロボットが協力する新しい厨房」のカタチを提案しています。
テックマジックの会社概要
- 商 号:TechMagic株式会社(英語名:TechMagic Inc.)
- 創 業:2018年2月1日
- 資 本 金 :43億9,098万円(資本準備金を含む)
- 従業員数:82名(2024年12月時点)
- 本社所在地:東京都江東区青海2-5-10 テレコムセンタービル西棟19階
- 開発拠点:愛知県名古屋市中区丸の内
注目の調理ロボット「I-Robo」「P-Robo」
テックマジックが開発した代表的なロボットには、以下の2つがあります。
- I-Robo(アイロボ)
炒め調理に特化したロボット。高火力での均一な調理が可能で、安定した品質とスピードを両立します。 - P-Robo(ピーロボ)
パスタ料理専用ロボット。ソースの量や茹で加減を自動で調整し、シェフの味を再現できます。
これらのロボットは現在、「新御茶ノ水 萬龍」や「一風堂 ウツノミヤテラス店」など、実際の飲食店で活躍中です。


テックマジックは少数精鋭×大資本のレア企業
「少数精鋭」×「資本金44億円」という驚き
創業7年で資本金が約44億円、社員数が82名という構成は、スタートアップとしては超異例です。
テックマジックは、資本力を武器にしつつも、無駄を削ぎ落とした開発体制で次々と新製品を生み出しています。
このバランスが「少数精鋭×大資本」というユニークな特徴を形づくっています。
他のスタートアップ企業と比較すると?
多くのスタートアップは「資金が限られている」「人材も少ない」という悩みを抱えがちです。
しかし、テックマジックはその両方を高いレベルでクリアしています。
ベンチャーキャピタルや大手企業からの出資を受けながら、着実に開発・導入実績を積み上げているのです。
どうしてこの形が実現できたのか?
それは、社長・白木裕士さんの「現場主義」と「未来への確信」が関係しています。次の章では、その白木社長の人物像に迫っていきましょう。
テックマジック社長・白木裕士(しらき ゆうじ)さんとは?
飲食業未経験からスタートした異色の経営者

白木社長、ごめんなさい。
第一印象は「普通のサラリーマン」。
今注目の最先端企業の社長には見えないです。
白木裕士社長のプロフィール
名 前 : 白木 裕士(しらき ゆうじ)
生 誕 : 1987年頃(2025年時点で37歳)
経 歴 : 機械やロボットの専門家ではなく、身近な課題から調理ロボットの発案に至る
役 職 : テックマジック株式会社 代表取締役社長
おばあちゃんのために生まれたアイデア
一人暮らしの祖母が、料理をするのに苦労している姿を見て、「自動で料理できるロボットがあればいいのに」と考えた白木さん。
そこから、調理ロボットの開発を志しました。
専門知識もなければ、コネクションもない中、彼がまず行ったのは「飲食店で働くこと」でした。
ガストの厨房で“勝ち筋”を見つける
創業準備中、白木さんは昼は事業計画を練り、夜は「すかいらーくグループ」のファミレス「ガスト」でアルバイト。
皿洗いから調理まで、飲食店の現場を実際に経験しながら、どこにロボットが活用できるのか、どんな機能が求められるのかを徹底的に研究しました。

そこで見つけたのが「炒め調理の自動化」という着眼点。これが、後の「I-Robo」開発につながります。
社長・白木裕士さんのビジョン
白木さんは、こう語ります。
「ロボットは人間の仕事を奪うのではなく
人間と共に生き、支えてくれる存在だ」
今後は、飲食店だけでなく、スーパーの惣菜コーナーや海外チェーン店、さらには2025年大阪・関西万博への出展など、活躍の場をどんどん広げていく予定です。
テックマジックまとめ|未来の厨房はすぐそこに
テックマジック(TechMagic)は、「調理ロボットで飲食業界の未来を変える」スタートアップ企業です。
炒め物に特化した「I-Robo」、パスタ料理に強い「P-Robo」、そしてこれから続々と登場するであろう新型ロボットたち。
彼らは人の仕事を奪うのではなく、補い、支える“仲間”として、厨房に新しい価値をもたらします。

そして、その中心には、祖母への思いを出発点とし、飲食店で汗を流しながら現場を理解した白木裕士社長の“人間味あるリーダーシップ”がありました。
外食産業の未来が不安視される中で、テックマジックの存在は一筋の光とも言えるでしょう。これからも「人とロボットが共に働く未来」に向けたテックマジックの挑戦から、目が離せません。
【おまけ】気になる導入事例はこちら!
新御茶ノ水「萬龍」 I-Robo導入で、炒め物の品質を安定させることに成功。

一風堂 ウツノミヤテラス店 P-Roboで、パスタメニューの提供を効率化&均一化。

テックマジック(TechMagic)は少数精鋭×大資本 なのです。
探したけれど同規模の企業は見付けられませんでした。
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