
「日本の食卓から醤油が消える?」
衝撃的な問いかけから始まる今回のカンブリア宮殿。
5月8日(木)夜に放送される今回のテーマは、日本の伝統調味料である醤油の常識を覆し、世界へと躍進する熊本の老舗企業「フンドーダイ」の挑戦です。
年間購入量が50年前の4分の1にまで減少しているという厳しい現状の中、創業155年の歴史を持つフンドーダイは、いかにして新たな活路を見出し、国内外から注目を集めるようになったのでしょうか。
その 飛躍劇には、異業種から転身した異色の社長、山村脩(やまむら おさむ)さんと、革新的な商品を次々と生み出す開発者の早田文子さんの存在がありました。
番組では、主力商品である「透明醤油」の開発秘話や、その他のユニークな商品、そして老舗企業が世界市場で戦うための戦略が深く掘り下げられることでしょう。
この記事では、カンブリア宮殿の放送内容を先取りし、フンドーダイの山村脩社長と透明醤油の開発者である早田文子(そうだ あやこ)さんに焦点を当て、そのプロフィール、経歴、そして革新的な醤油造りへの情熱を詳細に解説します。
日本の食文化に新たな風を吹き込むフンドーダイの挑戦を、ぜひ最後までご覧ください。
醤油自身の消費量が激減してるんですね。
フンドーダイ社長 山村脩さんのプロフィール

山村脩さんのプロフィール
・氏 名 : 山村 脩(やまむら おさむ)
・生年月日 : 1969年(昭和44年)生まれ( 2025年時点で56歳)
・出身地 : 東京都
・学 歴 : 慶應義塾大学法学部 卒業
・家 族 : ご結婚、子供さんに関する情報はありませんでした。
山村脩社長が就任前は、業績が良くなかったみたいです。
山村脩さんの経歴
・1992年 : 野村證券株式会社に入社
・2013年 : 株式会社五葉フーズ常務取締役に就任
・2014年 : 五葉、五葉フーズ、フンドーダイの経営統合
・2018年 : 株式会社フンドーダイの代表取締役社長に就任
山村脩さんは、フンドーダイの社長として、透明醤油の開発など革新的な商品を手掛け、企業の再建や成長に貢献されました。
2018年 株式会社フンドーダイ代表取締役社長に就任醤油造りの素人であった山村社長は、就任後に創業150周年を迎えるにあたり、伝統的な醤油業界の常識を打ち破る新商品開発に着手。
開発担当の早田文子さんとともにリサーチを進め、2019年2月に「透明醤油」を発売しました。
発売以来、国内外で120万本以上を売り上げる大ヒット商品となり、現在は世界32か国以上で展開しています。

また、2022年12月には東京都浅草にアンテナショップ「出町久屋」をオープンし、透明醤油の普及に努めています。
新商品の「透明醤油」・・・『開発を指示した、経営者としては、凄い人』
透明醤油開発者 早田文子さんのプロフィール
透明醤油開発者 早田文子さんのプロフィール
・氏 名 : 早田文子(そうだ あやこ)
・生年月日 : 1985年(昭和60年)生まれ(2025年時点40歳)
・出身地 : 長崎県
・学 歴 : 長崎大学水産学部 卒業
・家 族 : ご結婚、ご出産に関する情報はありませんでした。
・職 歴 : 2008年に株式会社フンドーダイに入社
早田文子(そうだあやこ)さんは、フンドーダイの製品開発担当です。
透明醤油の生みの親です。
150周年記念の節目に透明感のある醤油を開発し、国内外のシェフからも高い評価を得ています。
透明醤油開発者 早田文子さんの経歴
・長崎大学水産学部では、食品加工を学ぶ。
・2008年 : 株式会社フンドーダイに入社、商品開発室に所属
・業 績 : 2019年に透明醤油を開発

早田文子さんはフンドーダイで製品開発のスペシャリストとして勤務し、伝統的な醤油の製造ノウハウを活かしながら、食材の色を変えずに料理の旬を引き立てる透明醤油の開発に成功しました。
その革新的なアイデアは国際広報でも紹介され、海外でも注目されています。
早田文子さん、凄い女性です。見た目だけではきっと解らない。
彼女が「透明醤油」を開発したんです。
株式会社フンドーダイ
会社概要
- 社名:株式会社フンドーダイ
- 創業:1869年(明治2年)
- 設立:2012年11月21日(現在の法人設立)
- 資本金:1億円
- 代表者:代表取締役社長 山村脩
- 従業員数:114名
- 本社・工場所在地:熊本県熊本市北区楠野町972
- 東京支店、福岡支店、八代営業所、海外事業部、浅草アンテナショップ「出町久屋」も展開
会社の歴史
フンドーダイは1869年に熊本で創業し、もともとは両替商や造り酒屋として400年以上の歴史を持つ老舗企業です。
明治2年に酒造業から醤油醸造業へと業態転換し、その後、熊本県内だけでなく関西や海外にも販路を拡大してきました。
戦後の復興期には事業を再興し、現在は醤油、味噌、食酢、たれ類、ドレッシング類などの調味料製造販売、国産農畜産の加工食品製造、国際貿易事業も展開しています。
県内のマーケットシェアは約35%を占め、売上高は約25億円に達しています。
注目の透明醤油と新商品
透明醤油秘話
透明醤油は、山村社長と早田文子さんが醤油離れが進む日本の食卓を救うべく、ゼロから研究開発を進めた革新的な商品です。

開発の道のりは平たんではなかった。最初のハードルは、「しょうゆを透明にして何に使うのか?」という社内の声に答え、承認を得ることだった。
意外性から注目されても、用途があいまいでは市場に提案するのは難しい。
「しょうゆ=和食」というイメージを変えたい
透明であるため、料理の色味を損なわず、ジュレやドレッシングの素材としても使いやすいのが特徴。
さらに、こぼしても服が汚れにくいという利便性も話題を呼びました。
発売から累計120万本以上の売上を誇り、国内外の料理人やシェフからも高い支持を得ています。
新商品紹介 Foam(フォーム)、Leaf(リーフ)
2025年4月には、透明醤油を泡状にした「Foam(フォーム)」シリーズと、醤油・味噌をシート状に加工した「Leaf(リーフ)」シリーズが発売されました。

- Foamシリーズ
亜酸化窒素ガスを用いて醤油をムース化した新感覚の調味料。クリーミーで泡もちが良く、立体的な盛り付けにも最適です。透明醤油をベースにした「フォーム透明醤油」と、甘口醤油をムース化した「フォーム甘口醤油」の2種類があり、150mlで2,000円(税別)で販売されています。

- Leafシリーズ
醤油と味噌を厚さ0.2mmの薄いシート状に加工。口溶けが良く、乗せる・巻く・重ねるなど多彩な使い方が可能で、料理の新しい表現を可能にします。
これらの新商品は、伝統の味を守りつつ、現代の食文化や料理人のニーズに応える革新性を持っています。
透明醤油も驚きましたが、Foam(フォーム)、Leaf(リーフ)にもビックリです。
ターゲットは、高級レストランなんでしょうか?
カンブリア宮殿 常識破りの醬油造り まとめ
025年5月8日放送のテレビ東京系「カンブリア宮殿」では、熊本の老舗醤油メーカー「フンドーダイ」とその代表取締役社長・山村脩氏、そして透明醤油の開発者・早田文子氏の挑戦が特集されます。
日本の伝統調味料である醤油が消費減少の危機に直面する中、山村社長の「地方のメーカーでも世界と戦える」という信念のもと、透明醤油をはじめとした革新的商品が国内外で高い評価を得ている様子が紹介される予定です。
また、浅草に開設されたアンテナショップ「出町久屋」では、透明醤油や新商品のFoam、Leafシリーズが手に入り、直接消費者や料理人と触れ合う場となっています。
伝統と革新を融合させ、世界市場へと躍進するフンドーダイの挑戦は、地方企業の可能性を示す好例と言えるでしょう。

今後も山村社長と早田さんのチームが、伝統の技術を守りながら新たな価値を創造し続けることに期待が高まります。
フンドーダイ Instagramは、こちらです。
フンドーダイ ホームページは、こちらです。
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